12の会社で働いた著者が、「これから」の仕事と転職のルールを書いた本です。
本業以外にも副業をすることが求められ、当たり前になってくるかもしれない時代。
そして人間の代わりにAIが仕事をする時代がやってくるかもしれないと言われています。
そんな見えない先を不安視するのではなく、「どこでも」「誰とでも」働くことはできるんだと、半ば楽観視してしまえるような内容だと感じました。
年功序列制なんてありえない時代、そして長く同じ場所で勤めあげることが美徳のように思われていた過去の社会で、今はそんなことは大切なことではない、ということを教えてくれます。
それよりも、人生100年の時代に、いつまでも働き続けることができるスキルを持つことが当然なのだと、改めて考えさせられました。
スキルとは、何も仕事の技術や知識だけではありません。
どんな環境でもどんな場所でも働くことができる柔軟な考えもスキルです。そして、人間的にも柔軟さが必要で、それにより、どんなところでも、どんな人からもスキルを評価されることができる人材になれるのだということ。
これを、この本を読んで感じました。第1章~第3章で構成されています。特におもしろかったのは、第2章『人生100年時代の転職哲学』です。
この第2章だけでも読む価値はあると思います。今、社会人として働いている人はもちろんのこと、これから就職活動をする人たちにもぜひ読んで欲しい本です。
あるいは、小学生のこどもたちに、これからの人間形成を語る上でも役に立つかもしれません。めまぐるしく変わるこの時代に、どういう人材が求められ、どういう人間が生き延びていくのかを教わることができる本です。