最近、夢野久作の小説にハマって何冊か読みました。

独特な文体でありながらすらすらと読める作品が多く、一番楽しめたのが「きのこ会議」でした。

きのこ会議の前に少女地獄を読んでいたためより夢野の振り幅の広さを感じた作品でした。

きのこ会議は、学生さんでも楽しめる話だと思います。

登場するのはすべてタイトル通りきのこだけで人間はほとんど出てきません。

最後に少し出てくるだけで、普段人間である私たちが食べているきのこたちが集まって愚痴を言ったりします。初茸、きくらげ、マツタケ、ぬめり茸、霜降り茸などのキノコ類がたくさん夜遅くに集まって座談会を始めるというお話です。

広い机をきのこたちが囲んで会議をしているのを思い浮かべながら読んでみるとどこか可愛らしい雰囲気で、面白く読み進めることができます。

また、コメディ要素がある小説が好きな人や長編小説が苦手で短編小説の方が好きだという人にもおすすめしたい作品です。

最後だけ、少しダークでブラックジョーク要素があるのでブラックジョークが好きな人には合っているかと思います。

きのこ会議ですが、実際に本を調達しなくても読めます。KindleFireをお持ちの方であればKindleストアにてきのこ会議のDLが無料で出来るのでタダで読んで楽しめます。

全編でわずか4ページとページ数が少なくて、文を読むのが遅い私でも5分程度で完読できた作品でした。最後の数行がブラック要素がありながら面白くて少し笑いました。