ルミネの広告で有名な、コピーライターの方が書かれた恋愛小説の短編集です。

彼氏とのマンネリ化に悩む女性、不倫関係から抜け出せず、美容に力を入れすぎている女性、10歳年下の男性に恋をした、奥手の女性など、境遇や性格が、全く異なる女性たちの恋愛模様を描いています。

彼女らに共通することは、あるセレクトショップを訪れ、そのショップの店員が勧める服を試着することで、自分の人生や、恋愛模様を見つめ直します。

そして、そこで出会った服をきっかけに、それぞれの恋に、新たな一歩を踏み出します。

物語の中には、いくつもの共感できる言葉がちりばめられています。

その中でも私は「実らなかった恋にもちゃんと実はできている。」という一文が大好きです。これは、恋をしたおかげできれいになって、人生が少し楽しくなったヒロインが登場する、物語の中の一文です。

私は、失恋した際、このフレーズに救われました。恋は実らなかったけれど、それでも、頑張ったことは無駄じゃない。恋をしたおかげで、私は前より積極的になれた。恋をしている間はすごく楽しかった。

だから、この恋は無駄じゃなかった。この一文は失恋した私にそう思わせてくれました。

この短編小説は、いろんな境遇の主人公が登場します。

きっと読む人によって、共感する文章は、ちがいます。そしてそのときに自分が置かれている状況によっても、共感する文章や、主人公が変わってくると思います。

なので、新しい恋をするたびに、読んでみたい作品です。あなたはどの言葉に、誰に共感するでしょうか?